タイトルの「リチウムイオン電池の安全確保について」、経済産業省がパブリックコメントを募集している(公募の詳細はURL参照)。
昨年、ノートパソン、携帯電話、電動バイクで相次いでリチウム二次電池の事故が発生したことへの対応について、経済産業省の商務情報政策局情報通信機器課が担当の、消費経済審議会製品安全部会の下部機関として設置したノートパソコン用リチウムイオン電池安全確保WGにおいて(
長い!!)、リチウムイオン電池の安全性確保のための技術的方策の検討を行い、報告書(案)をとりまとめて製品安全部会に報告したそうだ。
報告書の内容は上記リンク先のPDFを参照してもらいたいが、「リチウムイオン電池に起因する製品事故への対応」状況について各メーカごとに整理し、それぞれの「事故原因の究明」を実施した結果を列記している。そして「一連の事故から得られた教訓」として、
- 「電池の設計および製造工程における安全性への考慮」の重要性
- 「機器の設計における安全のための考慮」の必要性
- 電池メーカと機器メーカ間の「擦り合わせの重要性及び情報連絡体制」の整備の必要性
を強調している。そして今後の「リチウムイオン電池及び搭載機器の安全性確保のための技術的方策」として、以下を挙げている。
(1)電池メーカにおける安全確保策
- 品質管理工程の改善
- 安全性評価試験手法の開発
- 動作・制御条件、環境条件範囲の明確化
(2)機器メーカにおける安全確保策
- 電池の安全性に余裕度を持った機器設計
- 電池の状態に応じた相応しい制御
- 情報発信
(3)メーカ間の連携による安全確保策
- 業界団体のガイドライン策定
- 適切な情報共有がなされるような体制整備とトレーサビリティの実現
さらに、米国のIEEE規格のような過度のメーカ規制を排除しつつ国際的な取り組みを進める必要があるとして、以下を進めるとある。
(4)国の製品安全関連施策による安全確保策
- 電池の安全確保のために必要な技術基準の制定とその基準への適合義務付け
- 国際標準化の提案
- 速やかな情報収集の実施と技術的な調査・評価等の積極的な実施
意見募集の期間は、5月4日(金)までである。ゴールデンウィークのまっただ中なので、関心のある方は連休前に意見を提出されてはどうだろうか。
リチウム二次電池は世界的に見ても日本の技術が進んでいる。是非、これを契機に、国や業界全体がしっかりと安全性の問題に取り組み、ユーザが安心して使えるようにしてほしい。




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