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これは、「1回の」充電で800km走行可能ではなく、たぶん、「何回かの」充電での走行距離のことだろう。キャパシタは出入力特性は優れるが、エネルギー密度は低い。写真の車両にはそれほどキャパシタに許容できるスペースを確保できないはずだ。

同社のバッテリーはキャパシタを利用しており、電気自動車の走行距離を、5分間の充電で約800キロメートルが可能になるよう飛躍的に増加させることができるという。

従来のバッテリーは、電気エネルギーを化学エネルギーに変換して蓄え、再び電気エネルギーに変換して使っている。この変換過程に時間がかかるのが、バッテリーの充電が、場合によっては何時間もかかる理由だ。

その点キャパシタは、エネルギーを電荷として、絶縁された2枚の金属板の間に蓄える。言わば静電気が今にも放電しそうな状態にするのだ。

最近までは、金属板の絶縁に限界があるため、蓄電できる量はごくわずかだった。金属板の間で電気が「漏れ」ると、バッテリーの放電が起こる。

では長所は何かというと、短時間で充電ができることだ(それに、放電が速いことも、用途によっては長所となりうる。カメラのフラッシュなどがその例で、現在でも既にキャパシタが使われている)。

EEStor社は絶縁体にチタン酸バリウムを用いており、エネルギー密度を通常のバッテリーの10倍にできると発表している。

WIRED VISION / 「5分の充電で800km」新キャパシタ電気自動車 から2007年9月14日に引用

上記の技術は、EEStor社に出資を行なっているカナダのZENN Motor社の電気自動車で使用されるそうだ。ZENN Motor社については、http://www.zenncars.com/ をご参照。

また、上記の記事の注に、「この技術では通常のコンセントは使えない。非常に高い電圧をかけることが必要(Maxwell Technologies社の技術と比べた場合、10倍の電圧が必要。)」とあるが、じゃあどうすれば良いのだろう。

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