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San Francisco Bay Guardian : Article : Green City: Plugging into what’s nextによると、CalCarsがプリウスをプラグインハイブリッド自動車にするためのサポートサイトを開設している。

CalCars has posted its Prius conversion method on EAA-PHEV.org, a wiki dedicated to discussing and documenting plug-in hybrid conversions.

このウェブサイト(URL:http://www.eaa-phev.org/ )では、プラグインハイブリッド自動車に関する基本的な事柄の解説や、具体的に活用できるキットの紹介、プラグインハイブリッド自動車についての掲示板などがあるようだ。かなり盛りだくさんだ。改造したプリウスのことを、プリウス・プラスと呼んでいる。また、サイトはWikiで構築されており、随時更新されている。

このサイトを開設しているCalCarsとは、米国カリフォルニア州でプラグインハイブリッド自動車の普及を目指して活動している団体だ。目標とするPHEVの燃費は100MPG(=大体42.5143706 km/リットル)だそうだ。彼らは自分たちの主張を政府などに伝え、普及策を講じるように働きかけもしている。

The California Cars Initiative (CalCars.org) is a Palo Alto-based nonprofit startup of entrepreneurs, engineers, environmentalists and consumers promoting 100+MPG plug-in hybrid electric vehicles (PHEVs). Somewhat uniquely, we’re ourselves a hybrid, focusing both on public policy and technology development, and harnessing buyer demand to help commercialize PHEVs. We’re building demand among highly receptive markets to encourage auto makers to produce 100+MPG “no-sacrifices” high-performance, clean hybrid cars.

About the CalCars Initiative for Plug-In Hybrids から2007年10月14日に引用

上記のウェブサイトではメーリングリストも解説しており、また、このウェブサイト以外にもプラグインハイブリッド自動車に関する草の根の活動はすでにいろいろと立ち上がっている。米国でのこのような活動を立ち上げる早さと、それにかかわっている人たちの多さに感動を覚えている。

振り返って、日本国内の動きを見ると、なかなかユーザからの活動が広まっていない気がする。いや、自分が知らないだけかもしれない。トヨタなどの自動車メーカの開発動向を追うだけでなく、このような国内の動きもできれば、今後取り上げたい。と、少し反省。

2007 Tokyo Auto Show Preview: Subaru G4eで、東京モーターショー2007で発表される富士重工業の新しい電気自動車の紹介がされているが、搭載するリチウムイオン二次電池にはこれまでのマンガン酸化物系正極材料ではなく、バナジウム系正極材料を適用するとある。

The heart of the car is a new battery that employs vanadium to enable twice the energy density of manganese-based lithium-ion batteries.

2007 Tokyo Auto Show Preview: Subaru G4e から2007年10月12日に引用

そんなにエネルギー密度が高くなるのでしたかね?要確認です。

日本では、国プロで次世代自動車用の二次電池開発が開始されている。電池開発は電池メーカがする。開発した電池が実用化レベルになれば、自動車メーカが自社のプラグインハイブリッド自動車などに搭載するだろう。いや、そのための新たな自動車開発を、本当に市販することを前提に、本気で取り組むだろう。つまり、実際の二次電池の使い手は自動車メーカということだ。

Japan looks to batteries to clean up carsに日本自動車工業会(自工会)の谷口実環境統括部長の電池開発プラグインハイブリッド自動車開発に関する視点が紹介されている。必ずしも自動車メーカすべての見解を示しているものではないとは思うが、自動車メーカが現状のリチウム二次電池の技術レベルをどう捉えているかがわかるという意味で興味深い。

(記事の中の谷口氏の発言はプラグインハイブリッド自動車の開発に対する見解ですね。)

この記事の中で、気になる文章を見つけた。

But even Toyota, a leader in environmentally friendly vehicle technology, has said that it would take some time to prepare lithium-ion batteries for commercial use due to safety and cost.

Japan looks to batteries to clean up cars から2007年10月12日に引用

つまり、トヨタ自動車としては、現状のリチウムイオン二次電池は安全性とコストが課題でるとの認識を示したというのだ。この発言?がトヨタ自動車の誰のものかは明示されていない。どういう文脈の中での発言かもわからない。この発言の中には、性能のことには言及していない。現状でよいのか?、さらに向上を目指すべきなのか?ただ、自動車メーカとしては、現状の性能を維持して安全性とコストが一定レベルまでいけば、実用的な車両への搭載が可能であると考えているとも推察できるのではないだろうか。

だとすれば、国プロはこの安全性確保とコスト低減に注力すべきなのかもしれない。

Green Car Congress: Exide Technologies and Ballard to Develop Fuel-Cell and Lead-Acid Battery Hybrid System for Forklift Trucksによると、米Exide Technologies社は加バラード社と共同で燃料電池の鉛蓄電池のハイブリッドシステムを搭載したフォークリフトを開発しているそうだ。

燃料電池はまだまだ実用化に向けた開発課題が多々あるが、そのひとつは二次電池に比べたときのエネルギー密度の低さだ。 それにエネルギー密度がさほど高くない鉛蓄電池を組み合わせることのメリットが今ひとつ理解できない。

UK to get 250 electric car recharging stations - Personal Computer Worldによると、フランス電力公社EDFはイギリス国内に250箇所の電気自動車用の充電ステーションを設置する計画だそうだ。自社の原子力発電での発電電力を有効利用するためにも、インフラを整備することが有効だとの考えからだろう。

ということは、ヨーロッパ大陸からイギリスまでの電力ケーブルもしっかり整備されているということか。将来的に日本と中国大陸、朝鮮半島の間でも電力流通が行われることになるのだろうか。

ネットサーフィンをしていて、PlugInAmerica.com - Promoting Plug-in Cars for a Better America というサイトを見つけた。アメリカでは、既にプラグインハイブリッド自動車に関するこういったポータルサイトがいくつかあるようだ。

もちろん、アメリカでもプラグインハイブリッド自動車が商用化されている訳ではないが、ハイブリッド自動車をプラグイン化するためのキットは市販されている。そういった改造車やメーカが開発中のプロトタイプに関する情報がたどれるようになっている。

そろそろ日本でもプラグイン・ジャパン・ドット・コムみたいなサイトができてきてもいいかもしれない。

内田恭子さんが出演しているテレビCMを見た。三菱自動車のウェブサイトで見ることができる。

このCMでは、「走行中のCO2の排出がゼロ」であることを強調している。たしかに、電気自動車は走行中にはCO2を排出せず、それは電気自動車の特徴のひとつである。このCMはこの企業が環境問題に対して取り組んでいることをPRしたいのだろう。その意味ではまっとうだ。

でも、このCMを見て、一般の人が電気自動車を自分で購入して利用しようとするだろうか。環境だけではだめだと思う。いつぐらいまでに、とか、幾らぐらい(たとえば、小型乗用車並み)とか、もう少し具体的に示すことはできなかったのだろうか。

要するに、電気自動車はまだ商売にならないということだ。だから、こんなイメージ広告しかできない。でも、イメージ広告をするのだったら、もっと何が課題なのかを訴えた方がいいのではないだろうか。電気自動車には、技術的にも課題がたくさんある。普及のためにクリアしなければならない問題もいろいろある。

本当に、電気自動車を次世代自動車として開発し、普及させていくのなら、テレビCMの内容も考えるべきだと思う。

Co-op AmericaがFordとGMに申し入れるとのこと。

“Plug-in hybrids will save consumers money, reduce greenhouse gas emissions, and improve national security by moving us away from oil,” said Sherry Boschert, author of Plug-in Hybrids: The Cars That Will Recharge America (New Society Publishers). “The technology is ready today. We just need the political will to get these cars on the road. I encourage all concerned consumers to take Co-op America’s action encouraging Ford and GM to produce plug-ins soon.”

Push Mounted By GM, Ford to Shift From Ethanol to Plug-in Hybrids から2007年9月15日に引用

たしかに、プラグインハイブリッド自動車なら、高いガソリンを買わなくてもいいからユーザのランニングコストは低減できるし、走行中は化石燃料の消費を抑えられるから二酸化炭素を削減できる(エネルギー効率はガソリン車よりいいからトータルの石油消費量も抑えることができる)。石油依存度が低下するから、エネルギーセキュリティー的にも安心だ。でも、技術はまだまだだと思いますよ。

これは、「1回の」充電で800km走行可能ではなく、たぶん、「何回かの」充電での走行距離のことだろう。キャパシタは出入力特性は優れるが、エネルギー密度は低い。写真の車両にはそれほどキャパシタに許容できるスペースを確保できないはずだ。

同社のバッテリーはキャパシタを利用しており、電気自動車の走行距離を、5分間の充電で約800キロメートルが可能になるよう飛躍的に増加させることができるという。

従来のバッテリーは、電気エネルギーを化学エネルギーに変換して蓄え、再び電気エネルギーに変換して使っている。この変換過程に時間がかかるのが、バッテリーの充電が、場合によっては何時間もかかる理由だ。

その点キャパシタは、エネルギーを電荷として、絶縁された2枚の金属板の間に蓄える。言わば静電気が今にも放電しそうな状態にするのだ。

最近までは、金属板の絶縁に限界があるため、蓄電できる量はごくわずかだった。金属板の間で電気が「漏れ」ると、バッテリーの放電が起こる。

では長所は何かというと、短時間で充電ができることだ(それに、放電が速いことも、用途によっては長所となりうる。カメラのフラッシュなどがその例で、現在でも既にキャパシタが使われている)。

EEStor社は絶縁体にチタン酸バリウムを用いており、エネルギー密度を通常のバッテリーの10倍にできると発表している。

WIRED VISION / 「5分の充電で800km」新キャパシタ電気自動車 から2007年9月14日に引用

上記の技術は、EEStor社に出資を行なっているカナダのZENN Motor社の電気自動車で使用されるそうだ。ZENN Motor社については、http://www.zenncars.com/ をご参照。

また、上記の記事の注に、「この技術では通常のコンセントは使えない。非常に高い電圧をかけることが必要(Maxwell Technologies社の技術と比べた場合、10倍の電圧が必要。)」とあるが、じゃあどうすれば良いのだろう。

公募期間は2007年10月22日まで。

大手ウェブ検索サイトGoogleの非営利部門であるGoogle.orgは米国時間9月12日、プラグインハイブリッド車(家庭用電源で充電可能なハイブリッド車)など、(環境を破壊せずに)持続可能な交通の実現に関わる企業に総額1000万ドルを拠出すると発表し、公募を開始した。

Google.orgによると、今回の公募(手続きはすべてオンライン上で行われる)は、よりクリーンな交通手段の開発を大規模に促進し温室効果ガスの排出を削減するために行われるという。

審査に合格した応募企業には50万〜200万ドルを投資するが、役員は派遣しない。

要項によると、「プラグインハイブリッド車、電気自動車、Vehicle-to-Gridソリューションの広範な商用化を可能にする革新的な取り組み、チーム、技術を持つ営利企業」を対象とする。

テーマは電池に関する技術からサービスに至るまで、プラグインハイブリッド車の開発普及を促すものであれば何でもよい。審査はGoogleの従業員とその分野の専門家により行われる。

グーグル、環境問題に総額1000万ドルを拠出–エコな交通を目指す企業が対象:ニュース - CNET Japan から2007年9月14日に引用

グーグルは、プラグインハイブリッド自動車の普及にかなり熱心なようだ。実際にプラグインハイブリッド自動車のフリート走行を自ら実施している。

プラグインハイブリッド車に対するこうしたGoogleの思い入れにもかかわらず、一般消費者にとって、プラグインハイブリッド車が現実的な選択 肢になることはほとんどない。一部の自動車会社がプラグインハイブリッド車に取り組んではいるが、利用するには膨大な費用を掛けて改造する必要があるから だ。

日本ではトヨタがプラグインハイブリッド自動車の開発車両に大臣認定を受け、公道走行試験を計画しているようだ。徐々に自動車メーカのアクションも出てくると思う。東京モーターショーでは、久々に電気自動車関連の展示が復活するかもしれない。楽しみ。

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