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第77回総合科学技術会議での二階俊博経済参上大臣の発言で、

昨今の経済情勢は、ややもすると国民が自信を失いがちなところだが、こういうときだからこそ科学技術によって将来の成長の根をきちっとつくっていく必要があると思っている。先般、閣議でも決定した新経済成長戦略においては、世界に先駆けての低炭素革命を実現する、革新的な省エネ、新エネルギー技術の開発を促進するということが重要な柱の一つになっている。この中で、先ほどお話のあった革新型蓄電池に関する研究事業は、典型的なプロジェクトであると確信している。資源、環境のイノベーションによる低炭素社会の実現に向けて、経済産業省としてもまさに官民総力戦でこの戦略に取り組むべきだということを強く認識している。

とある。

「革新型蓄電池先端科学基礎研究事業」はS判定を受けたらしい。

高性能かつ低コストな革新型蓄電池の実現により、2030年には電気自動車の航続距離 :約500km 500km(※)、コスト :約1/40 を目指す

らしい。平成21年度の予算要求額は30億円だ。ちなみに、S判定は、「特に重要で、内容的にも極めて優れたものであり、イノベーション創出・社会への展開の観点から特段のスピード感をもって展開するなど、特に重点的に資源を配分することで、積極的に実施すべきもの。」ということだ。いずれにしても、大変な力の入れようといえる。

さらに、「最重要政策課題等の一覧」によると、次世代蓄電システム実用化戦略的技術開発(次世代自動車用高性能蓄電システム技術開発)(経済産業省、NEDO)は35億円の予算要求(平成20年度は29億円)である。ここでは、「ハイブリッド自動車・電気自動車・燃料電池自動車等の新世代自動車を普及させるため、キーテクノロジーである蓄電の低コスト化と高性能化を目指し、産官学の連携の下、集中的に研究開発を行う。」。

これに対し、「革新型蓄電池先端科学基礎研究事業」(経済産業省、NEDO)は「先端科学を駆使した蓄電池の基礎技術に重点化および集中化して拠点整備を行い、蓄電池技術レベル全体の底上げと革新型蓄電池を早期に実現するための基礎研究開発を行う。」とある。これがS判定。iPS細胞よりも高評価ということはすごい。

その理由として、以下が挙げられている。

  • 蓄電池はハイブリッド自動車や電気自動車などの次世代自動車や再生可能エネルギーの普及拡大のキーテクノロジーであり、現在、我が国が6割のシェアを占めているリチウムイオン電池の国際競争力の維持・強化の観点からも本施策は極めて重要な研究開発である。
  • 見識と力量に優れたプロジェクトリーダーに権限を与え、情勢変化に応じて研究をフレキシブルにかつ迅速に行えるよう、研究拠点の設計を検討し、積極的に実施すべきである。

また、特記事項にはこうある。

本事業による研究目標を明確にするとともに、基礎研究に関しては燃料電池、水素貯蔵材料の基礎・基盤的なプロジェクトや次世代蓄電システム実用化戦略的技術開発との連携や国内各地にある最新装置の活用も念頭に置きながら、推進する必要がある。

「次世代蓄電システム実用化戦略的技術開発」とは、具体的には現在実施中のNEDOプロである、「系統連系円滑化蓄電システム技術開発」と「次世代自動車用高性能蓄電システム技術開発」を指す。特に

蓄電池の研究開発は、地球温暖化対策や国際競争力の観点からもさらなる強化が必要である。

と記述されている。これには58.4億円要求するようだ。

これはチャンスですね。しっかりといきましょう。

総合資源エネルギー調査会新エネルギー部会グリーンエネルギー利用拡大小委員会(第6回)の資料1 グリーンエネルギー利用拡大小委員会報告書(案)によると、

再生可能エネルギーは、環境へ与える負荷が小さく、資源制約の少ない国産エネルギーであり、エネルギーの安定供給の確保、地球環境問題への対応及び新規産業・雇用創出の観点から意義を有している。我が国は、その中でも経済性の観点から普及が十分でないものを「新エネルギー」と規定し、従来から官民を挙げて、その開発と導入の促進に取り組んできた。その結果、我が国における新エネルギーの導入実績(平成17 年度)は、発電分野で約331 万kl(原油換算;一次エネルギー総供給比約0.6%)、熱利用分野で約829 万kl(同約1.4%)、一次エネルギー総供給に占める再生可能エネルギーの割合は約5.1%(水力発電を含む。)となっており、これは、各国データによれば、ドイツ4.7%、英国1.7%、フランス6.9%と比較しても国際的にも遜色ないものとなっている。

とある。つまり、

「再生可能エネルギー」>「新エネルギー」

ですね。「グリーン電力」は認証された発電設備の発電電力のようですが、「グリーンエネルギー」はわからないです。

ゆるい定義がありました。

グリーン電力とは|グリーン・エネルギー ポータルサイト|グリーン・エネルギー GREEN ENERGY

「グリーン電力」とは、地球環境に対して負荷の少ない自然由来のグリーンエネルギーから生まれた電力のことです。

今後新しい発電方法が出てくることも考え、現時点では下記のようなものを「グリーン電力」と定義しています。

・風力発電(風による発電)
・太陽光発電(太陽光による発電)
・バイオマス発電(植物油、木材、家畜の糞尿、生ごみなどからの発電)
・水力発電(ダム型でない中小規模水力発電)
・地熱発電(地球内のマグマや温泉などの熱を利用する発電)
など

自然エネルギー発電の電力ということでしょうか。とすれば、

「再生可能エネルギー」>「新エネルギー」>「グリーンエネルギー」

となりますね。

6月30日(月)に新橋の第一ホテル東京で、グリーン・エネルギー・パートナーシップの設立総会が開催されるそうだ。

グリーン・エネルギー・パートナーシップとは、グリーン・エネルギー(太陽光・風力・バイオマス等)の導入を促進するためには、ビジネス・産業活動におけるグリーン・エネルギー利用の活性化、消費者の一層の参画等による更なる普及拡大が必要となっているため、企業製品の製造時等におけるグリーン・エネルギーの活用促進や消費者の認知度向上を図り、製造・小売事業者、グリーン電力発電事業者、グリーン電力証書発行事業者などの関係者が連携しながら、国民運動として、グリーン・エネルギーの導入を促進する、らしいです。

出席者として、パートナーシップ会長候補のソニー(株)・中鉢代表執行役社長、電気事業連合会・森本副会長(パートナーシップ副会長候補)をはじめ、製造・小売事業者、グリーン電力発電事業者、証書発行事業者、消費者代表など)、経済産業省幹部等が予定されています。

洞爺湖サミットトピックスが、やたらと目に付く最近のニュースです。こういう活動にも税金が投入されているはずで、具体的なアクションの明示を求めたいと思います。

HymotionはA123の電池を用いたトヨタプリウスをPHEVにしてしまうキットを提供している。

しかしながら、現時点では米国およびカナダ以外では入手できないらしい。

Can I purchase an L5 PCM conversion outside of the United States and Canada?

Currently we are only conducting L5 installations in the United States through our Certified Hymotion Installation Partners (Green CHIP dealers). Canadian vehicles can be brought to US installation locations.

どうにか入手できないかな。

ちなみに、トヨタのディーラーがこのキットの導入をサポートしているらしい。米国の話ですけどね。

インストールしてくれるディーラーは下記のとおり。トヨタの正規ディーラーも含まれてます。

  • Boston: Westboro Toyota
  • Washington, D.C.: Fitzgerald Toyota
  • Minneapolis: Denny Hecker Automotive Group
  • Los Angeles: Toyota of Hollywood
  • San Francisco: Green Gears/Pat’s Garage
  • Seattle: Green Car Company

$9995だそうです。

苫前で実証試験に供されていたレドックスフロー電池の劣化について詳しく調べるらしい。

こういった、地道な研究は非常に重要だと思います。大変だと思いますが、期待してます。

NEDOが新エネの地産地消に補助金を出している。

これって、何がメリットなんだろう?

現に送電線はあるわけで、使えばいいのでは?もちろん、送電、配電容量が小さいところは必要なのかもしれないが、いまひとつわからない。

地産地消なら、蓄電システムは必須でしょうけどね。

NEDO:次世代蓄電システム実用化戦略的技術開発 「系統連系円滑化蓄電システム技術開発」ならびに「次世代自動車用高性能蓄電システム技術開発」に関する平成19年度成果報告会に案内が出ています。

ある意味、実用を目指した、世界でも最先端の電池技術の開発動向の情報が得られるでしょう。お申し込みはお早めに。

[投票]に新たにひとつ設問を加えました。

原油価格の高騰が止まらず、現実問題として日常生活や社会経済に影響が出てきています。潜在的な原油依存の危険性が顕在化しているといえます。

現在の内燃機関自動車はガソリンや軽油を燃料としています。今後の資源問題を考えると、化石燃料の消費抑制が求められると思いますが、次世代の自動車を駆動するための燃料/エネルギーとして最も良いのは何でしょうか?

気軽に投票にご参加願います。また、ご意見などありましたら、コメント欄にご記入ください。

宜しくお願いします。

NHKニュース:温暖化対策 新技術実用化計画で、3月5日に取りまとめられる「エネルギー革新技術計画」の概要が紹介されている。

地球温暖化対策として、政府が今月5日に取りまとめる「エネルギー革新技術計画」が明らかになり、次世代の太陽光発電や電気自動車など21の革新的な技術について、2030年までに実用化を果たし、温室効果ガスの大幅な削減を目指すとしています。

それによりますと、まず太陽光発電については、発電効率をおよそ3倍に高めることで、今の電力料金より大幅に安い1キロワットアワー当たり7円という発電 コストを実現し、普及を図るとしています。また、排出ガスから二酸化炭素だけを分離して、地下に埋める技術についてもコストを大幅に引き下げ、将来的に二 酸化炭素を排出しない火力発電所を実現するとしています。このほか、ガソリン車並みの価格で、家庭で充電できる次世代の電気自動車や、稲わらや廃材を原料 に1リットルあたり40円で製造できるバイオ燃料の開発なども進めるとしています。政府は、こうした21の技術を2030年までに実用化することを目指す 「エネルギー革新技術計画」を今月5日に取りまとめることにしており、ことし7月の洞爺湖サミットで、先進各国に技術開発での国際連携を働きかけるなどし て、世界全体での温室効果ガスの大幅な削減につなげたいとしています。

政府は7月の洞爺湖サミットでのアピールをしたいようだ。ただ何となくキーワードが並んでいるように見える。2030年と言う少し先の話だからこれでいいのだろうか。20年なんてあっという間に過ぎ去ってしまう。この中で優先順位を決めてでも強力に推進しなければ本当に実現なんてできないのではないだろうか。

せっかく提言してくれるのなら、もう少し技術的課題に踏み込んだ具体的な提言にしてほしい。

NEDO:平成20年度「風力発電電力系統安定化等技術開発事業」に係る委託先の公募について(予告)の対象は、苫前に設置されたレドックスフロー電池の使用後の分析も考えられますね。

世界的に見ても非常に貴重なデータだと思います。今後、他の蓄電池、たとえば、(本当に将来的、なことまで考えれば)リチウム二次電池のシステム構築にも役立つようにしてほしい。そのためにも実際の風力発電の出力の変動と、蓄電池の出入力の関係を整理してほしいと思います。

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