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最近、東京電力がらみで目に付いたニュースが2つあった。

ひとつは、三菱自動車が軽自動車タイプの電気自動車の開発を進めているというお話。これは、東京電力との提携といったことで、読売新聞が報じたようだが、提携はしていないというプレス発表がすぐさま東京電力から出た。

電気自動車といえば、やはり充電をどうするかという問題が依然残っている。ユーザとしては、短時間で安全に安価に充電できないと、使い勝手が悪いだろう。鉛電池では確かに充電時間はいろいろ工夫しても、やはり5時間ぐらいはかかる。ただし、数年前とちがって、電気自動車にリチウムイオン電池が搭載されることが現実味を帯びてきているので、技術的には短時間充電の可能性も出てきている。最近は急速充電が可能だとするリチウムイオン電池の発表がいろいろあった。もっとも、これらはハイブリッド自動車用の高出力特性を重視した電池設計になっているものもあるので、電気自動車に適用できるかについては注意しなければならないが。

街中の充電スタンドが普及しないひとつの理由に、電気の再販がしにくいことがある。これは、電気事業法(だったと思う)で電力会社以外は電気を売ってはならないことになっているからだ。つまり、あなたのおうちのコンセントを誰かに使わせて、お金をもらったらいけないのだ。つまり、今は電力会社しか充電スタンドを作っちゃいけないのだ。

とすると、電力会社がやる気を出してくれなきゃ、だめだろう。

と思っていたら、もうひとつのお話をみつけた。

トラックが駐車中にアイドリングして冷房をガンガンに効かせているが、このときの冷房用の電力を東京電力が供給しようというのだ。駐車場にエアコン用電力のコンセントを設置して使ってもらうという。お金は取るらしい。

こういうサービスをあちこちですることになれば、このコンセントを電気自動車の充電にも使えるでは、ないですか。

がんばれ、東京電力さん!!

7 月
2005
10
It’s EV.com。

日産自動車で電気自動車関連の開発などに携わった方が開設しているサイトを発見しました。

その名も「It’s EV.com」。スマートですね。

関連ニュースや、リンク集、イベント情報もあります。実際の開発に関わった知見が詰まったコラムは読み応えがありそうです。

コピーライトは日産になっているので、これまでの日産での開発状況なども含まれているのかもしれません。

早速、掲示板に書き込みをしました。自分は車自体のことはど素人なので、いろいろ教えてもらえるとうれしいのですが。

阪神大震災で、電気は地震発生後72時間で復旧したという。72時間といえば、3日だ。

3日の間、電気が使えなくて、耐えられるだろうか。
まず、灯りがない。それから、水が出ない。うちはマンションなので、電気がないと水も出てこないだろう。
もちろん、ガスなんて、だめだ。お風呂もだめだ。

テレビも見ることができない。冷蔵庫も動かないから、食料の保管がむずかしい。

夏だったら、エアコンがないのはつらい。夜も寝つきが悪くなるだろう。

その間、最低限の電気でも使えるようになったら、やはり助かる。
おうちに一台非常用電源が必要かもしれない。

二次電池は、防災グッズとして、認知されるだろうか。
そろそろ、本気で考えたい。

VRB Power’s Subsidiary Pinnacle Approves Share Cancellation and Asset Transfer、とありました。

Regenesysの開発は継続されているようです。この会社は、もともとバナジウム系のレドックスフロー電池の電力貯蔵システムを中心とした事業をしており、Regenesysの臭化ナトリウム/硫化ナトリウム電池(でいいのかな)を10MWから100MWのシステムに適用しようとしているようです。

今度は、東芝の燃料電池開発者による、燃料電池とリチウム二次電池のすみわけ論です。でも、油断してはいけない。リチウム二次電池は、たしかに、いろいろな用途に適用できる性能を持っているとは思いますが、電池の潜在的なパフォーマンスを、どう実用化に結び付けていくかはこつこつ少しずつ実績を積み重ねていくうちにだんだんと分かってくることのような気がします。

ソニーの西氏が、講演で燃料電池の出力特性は良くないから、リチウム二次電池とのハイブリッドシステムがよい。とお話になったようです。自分もそう思います。ただ、燃料電池の実用化はかなり先になるのではないでしょうか。また、ポータブル機器用と据置機器用では、要求されるスペックも違ってくるので、良く整理しておく必要がありますね。

世の中、いろいろなところに二次電池が使われています。エネルギー用途にも徐々に適用されるようになってきつつあると感じる今日この頃ですが、いったい、二次電池は幾らぐらいの値段が適正なのでしょうか。二次電池を使う側と、二次電池を作る側では、違ってくると思いますが、ずばり、二次電池の値段は幾らが適当なのでしょうか。

最近のリチウムイオン二次電池では、携帯電話用などの小型電池だと、Whあたり100円ぐらいまで値段が下がっているという話をききましたが、もっと下がる可能性はあるのでしょうか。メーカさんとしては、売値はともかく作るのにかかるコストはまだまだ下げられる余地があるのでしょうか。下げられる可能性があるとすると、それはどんなことでしょうか。

もちろん、寿命性能が向上すれば電池交換を繰り延べできると思います。これもコスト削減に寄与します。

一方、ユーザ側としては、二次電池のコストは、どれくらいまで下がれば十分なのでしょうか。アプリケーションによってももちろん違うと思いますが、二次電池へのコスト要求は何で決まるのでしょうか。

いろいろ悩みは深いです。

日立、モバイル用途の燃料電池の国際標準化に着手、とあります。標準化といってもいろいろな側面があると思います。安全性については燃料電池本体ともに、燃料であるメタノールのカートリッジについても議論される必要があるでしょう。特に民生用機器として誰が使うかわからないのですから、しっかりと議論して欲しいと思います。

PC Watchによると、三洋電機は、Rayovacが開発した急速充電システムを利用した、15分充電可能なニッケル水素電池を市販する計画とのこと。2004年秋に単三型電池と充電器を販売予定。

プレスリリースは、http://www.sanyo.co.jp/koho/hypertext4/0404news-j/0428-1.html

CNN.com - Davos meeting speaker: Don’t bet on fuel cells - Jan. 23, 2004に、先日小生が書いた内容が英語で端的に記述されている。

…fuel cells could only be a solution to the upcoming energy crisis if the fuel, such as hydrogen, is generated with renewable energy sources.

ってことだと思う。

Royal Dutch Shellなんかは、30年から40年かけて再生エネルギーを全エネルギーの1/3以上にするシナリオを描いている。ともある。

本当に水素エネルギー社会がもし実現するとしても、もう少し時間がかかると思う。それまでの間をどうするのか。一方的なイデオロギーに基づく考えや、特定のエネルギーに偏った施策ではなく、ことなく、安定したエネルギー供給が可能な社会を実現するための方法を考えるべきだと思う。

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